第1期 越境するTEBET(E-TEBET)~広域版経験専門家養成講座~修了報告

2024年度三菱財団助成を頂いて開催した第1期越境するTEBET(E-TEBET)広域版経験専門家養成講座が、先日無事に修了しました。ご支援いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
期間: 2025年3月1日~5月24日
形式: オンライン+対面2日間
参加者: 5名のお申込み、全員が全過程を修了
ファシリテーター: 下平美智代、真嶋信二、本橋直人、横山勇貴
運営協力者:松本衣美、志賀滋之、西村聡彦、三輪靖子
現在、第2期越境するTEBETの準備をしております。開催日時など詳細が決まりましたら、COMHCaのHP、SNSでアナウンスさせていただきます。
第1期越境するTEBETを修了した皆様から寄せられたETEBETの感想で、ご許可いただいたものを一部抜粋してご紹介いたします。
「始まる前と終了した自分には、目にみえないけれど変化があったと思う。聴いてもらう方がいて、自分自身を語ることによって、自分ではみえていなかった自分をみたような気がします。こんなこと思っていたんだ、とかこんな風に感じていたんだとか、自分で自分の感情に驚きました。自分自身の経験を話すということに、自分のニードがあるのだということにも気がつきました。安心で安全な場であったと思う。でもそれはこのメンバーだからかなとも考えたり。構造があるからなのか。語るということについて私は少し懸念があります。積極的な自己開示には危険が伴うと考えている立場をとります。このことが少し心配になりました。自分のことをこんなにも充分に聞いてもらう機会は、普段社会生活を送る中でないと思います。このように語る場がもっとあればいいのにと思います。みんな自分のことを聴いてもらいたいのだと思います(本筋からはずれますが)。自分が感じた現在の医療の体制のことなどについて、自分自身の経験を語ることによって、医療をとりまく社会に変化をもたらすことができたらと考えます。」
「自分のスケジュール管理が不十分だったが、そこをふくめて良い経験になった。自分がほかのメンバーに寄り添えたなら嬉しい。」
「意外と言って良いのかわかりませんが、予想していた以上に自分の深い部分に触れることができました。」
「頭で色々考えながら話したり聴いたりするだけでなく、感覚を重視して感じたまま語ったり聴いたりする事が出来るようになり、自分の幅が広がった」
「「語り聴く」を通して、仲間に対する「敬意」が自然とこみ上げてくると同時に、自分自身に対しても、少し「敬意」を払えるようになったと思います」
「過去を語ることは、簡単なことではないですが、自分自身こんなにも安心して語れたのは、意外でした。」