「リカバリーをめぐる対話」開催報告
9月16日、池袋自由学園明日館タリアセンにて「リカバリーをめぐる対話」を開催しました。
語り手としてご登壇いただいた志賀さん、佐藤さん、松本さん、お一人お一人の歩まれてきた時間や、その中でお感じになった誰にも代り得ないご苦労や苦悩、それが変化していった大切な物語をお聞きできる貴重な時間でした。
リフレクティングセッションをしてくださった糸繰さん、柳さんはじめ、当日ご参加頂きました皆様にも、沢山の思いを言葉にしていただき、会場全体が一体となって対話が響きあうとても温かな場となりました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
私は、お一人お一人の体験からの言葉に、時に悲しみや痛みで胸を揺さぶられるのと同時に、深くじーんと温かい感動を感じました。
それは、皆さんのお話しに必ず誰かの存在があったからでした。
逆境の中、大きな苦悩や困難を抱えた誰かが、癒され変化をする時には、そこには必ず誰かがいて、そうした大切な人々とともに癒しと変化が経験される。
リカバリーをめぐる物語の背景には、どんな逆境でもそばにいて、なんども何度も繰り返し辛い時に話を聴いてくれた人がいる。
皆さんのお話から、そんな深い人と人とのつながりを感じました。
誰かがメンタルヘルスの困難を体験する時、それはその人1人だけの”問題”や”弱さ”なのでしょうか?私はそうは思いません。
「人は人と交わり傷ついて、人と交わり癒される」
リフレクティングをしていただいた柳さんが最後にご紹介してくださった言葉は、まさにそれを表現して下さっていたと思います。
今回のお三方のお話はきっと、本人、家族、支援者といった立場を越えて、逆境のなかでもあきらめないでその人らしい人生を歩もうとする全てのひとにとって、癒しや変化のきっかけとなるものだったと思います。
私も、この時間のなかで頂いたものを大切に、自分自身の人生をしっかりと歩んでいきたいと感じています。
【開催レポートとアフタートーク配信(\600)準備中です】
当日の講演内容を文字にした開催レポートと、登壇者3人(志賀さん、佐藤さん、松本さん)によるアフタートーク(事後収録音声)配信の準備をすすめております。先日のpeatixでご購入いただいている方はもうしばらくお待ちください。
配信準備が整い次第、新たなPeatixにてご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。